エアコンの買い替えと同じタイミングで配管の交換も必要?エアコンの配管とは?

更新日:2025年2月1日

公開日:2025年2月1日

エアコン買い替え時に配管交換も必要か?のイメージ画像

エアコンの買い替えの際に気になるポイントとしてあげられるのが、「配管」に関する問題です。
はたして買い換えと同じタイミングで、配管の交換は絶対に必要なのでしょうか。
今回はそんなエアコンの配管についての疑問にお答えしていきます。

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エアコンの配管って何?

ではまず、エアコンの配管とは一体どんなものなのかについてです。
エアコンの配管は、エアコンの「室内機と室外機をつなぐ銅管」のことを指します。

エアコン配管にも種類がある

エアコン配管には、いくつかの種類があります。
家庭用エアコンの配管は2種類あり、ひとつ目は「2分3分」と呼ばれるもので、ふたつ目は「2分4分」と呼ばれるタイプです。
2分3分は主にエアコン容量が小さいエアコン(5.6kw)以下に使用され、2分4分は容量の大きいエアコン(6.3kw)以上に使用されます。

何故エアコンの配管交換が必要なのか?

何故エアコンの配管交換が必要なのか?のイメージ画像

では何故エアコンの配管交換が必要となるのでしょうか。
ここではエアコンの配管は年月と共に劣化するということを前提に交換するメリット・デメリットについて説明していきます。

交換するメリット

まず交換するメリットについてです。
配管を交換して新しいものにすれば、エアコンにとって重大なトラブルとなるガス漏れなどを防ぐことができ、エアコン本体の消耗が抑えられるので寿命が長くなります

交換しないデメリット

では、交換しないとどんなデメリットがあるのでしょうか。
劣化した配管を使っていると、冷媒ガス(エアコン内部の熱を移動させるガス)の循環が悪くなります。これが上手く機能しないと、冷暖房の機能が低下するため、エアコンの効きが悪くなったり、稼働しなくなったりする危険性があります。
また、配管についた亀裂などの破損が原因で、空気やガスが漏れてエアコンが故障する可能性もあります。故障すると修理や買い替えが必要になり、結果的に配管を交換するよりも高額な費用がかかることもあります。

エアコンの配管交換が必要なタイミングは?

ではもしエアコンの配管交換が必要な場合、そのタイミングはいつがベストなのでしょうか。

エアコンの買い変え時

エアコンを新しく買い替える際、通常は新しいエアコンと一緒に配管も交換するのが一般的です。ただし、隠蔽配管で工事が困難な場合などは、既存の配管を再利用することもあります。既存の配管をそのまま使いたい場合は、取り付け工事時に配管が問題なく使えるかどうかをしっかり確認してもらいましょう。
古いエアコンに接続されていた配管に亀裂などの不具合がある状態で新しいエアコンを取り付けると、ガス漏れが原因で正常に動作しない恐れがあります。

エアコンの新設時

もし買い換えでなく新たに新品エアコンを購入し、エアコンを新設する場合は、ほとんどが新品配管付なので交換するな必要はありません。
ただし、注意点としてエアコンを新しく設置する際には、家の壁に「エアコン配管用の穴」があるかどうかを事前に確認することが大切です。これまでエアコンが設置されていなかった場所に取り付ける場合、取り付け工事と併せて壁に配管用の穴を開ける工事が必要になります。また、もしエアコン専用のコンセントが設置されていない場合は、コンセントの増設工事も行わなければなりません。

エアコンの移設時

では、引っ越しなどでエアコンを移設する時はどうでしょうか。
エアコンの移設時は、既存の配管を再利用するのは極力避けるのが正解です。
配管交換しないデメリットを踏まえ、新品配管に交換して設置をする方が、結果的にお得になる場合がほとんどとなるからです。

配管の破損時

もし配管が破損してしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
エアコンが効きが悪い原因の多くが、エアコンの寿命か接続不備、あるいは配管の消耗劣化で破損してしまうからです。
もし配管が原因であるのなら、古い配管は劣化が進んでいるため、交換しなければなりません。

エアコンの配管の寿命はどれくらい?

エアコンの配管の寿命は、いったいどれくらいなのでしょうか。
配管の耐用年数は、メーカーの説明によると「30年」と言われています。
ただし、実際には使用条件環境などにより前後しますので、およそ15年〜最大30年程度と考えておいた方がよいでしょう。
目安としては、新品で取り付けしたエアコンが寿命となり交換するのあれば、それに伴い配管も劣化している可能性が高いため、配管後と新品の配管に交換することをおすすめします。

エアコン配管のポイント

エアコン配管のポイントのイメージ画像

では続いて、エアコン配管の大切なポイントについて説明していきます。

エアコン配管は長さが大事

エアコン配管は、長さが大きなポイントとなります。
戸建・マンションなどで、室内機と室外機の設置位置の環境が、同層階(1F→1F)の場合は、おおよそ長さが4mくらいとなります。
室内機と室外機が異なる階、例えば2F→1Fに置く場合は6~7mが目安です。
エアコン配管には「最大配管延長」という長さがあり、これはおおよそ13~15mまでとなります。
もしそれ以上長くしてしまうと、エアコン本来の機能が果たせなくなるので注意が必要です。

エアコン配管は高低差も大事

エアコン配管は「高低差」も大切なポイントとなります。
高低差とは、室内機から室外機までの高さのことです。
通常の標準工事は配管の長さが4m、高低差は1.8m~2mくらいが基準となります。
例えば3F→1F置きの場合などは、配管の長さは8~10mくらいとなります。
もし高低差が大きい場合、エアコン本来の機能が果たせない場合もあるので注意が必要です。

エアコン配管交換は自分でもできる?

ではこのエアコン配管の交換工事は自分でもできるのでしょうか。
結論から言えば、基本的にエアコン配管交換は自分ではできません。
交換するためには、エアコンのガス回収から、接続するための特殊工具、そして工事のための知識や技術が必要となります。
現実的にはエアコンの配管工事は、素人が自分では絶対にするべきではないと言えるのです。

エアコン配管交換の費用相場

エアコン配管交換の費用相場のイメージ画像

エアコン配管交換の費用相場はどのくらいになるのでしょう。

配管単体での費用目安は1m単位で
・2分3分:2000円~4000円
・2分4分:3000円~5000円

となっています。

ただし、現在使用しているエアコンの配管交換のケースでは、エアコンを取外し再設置する必要があるため、脱着費用プラスされ
・10000円~20000円+配管代(使用m数分)
が相場となります。

まとめ

・エアコンの配管とはエアコンの室内機と室外機をつなぐ銅管
・エアコンの配管には2種類ある
・エアコンの配管交換をすればトラブル防止になる
・交換しないと寿命が短くなる
・交換タイミングは?
・新しくエアコンを設置する時
・移設時の再利用は避けた方が良い
・配管の寿命は30年程度
・エアコン配管は長さが大事
・エアコン配管は高低差も大事
・エアコン配管交換は自分でするのは難しい
・エアコン配管交換の費用相場
・2分3分:2000円~4000円
・2分4分:3000円~5000円

エアコンの配管は一生使用できるものではなく、消耗品であり、古い配管の再利用などはガス漏れするリスクがありますから、エアコンを設置する際には新品の配管を利用することがおすすめめです。
エアコンの能力には配管長さの最大長と、高低差が影響しますので、配管工事に際には長さと高さに木をつけなけれなりません。

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