窓用エアコンのメリット・デメリットをご紹介!手軽にすぐに使いたい方におすすめ!

更新日:2024年8月16日

公開日:2023年4月18日

窓用エアコン

部屋にエアコンを取り付けたい!と思った時に、通常のエアコンでは「設置できない」状況もあります。
通常のエアコンは壁に穴を開けるなどの「工事」が必要で、工事のための条件があったり、室外機を設置しなければならなかったり、あるいは工事費がかかったりします。
このような条件にマッチしないと通常のエアコンは設置できないのですが、そんな時に検討したいのが「窓用エアコン(ウインドエアコン)」です。
今回はそんな設置条件が厳しくなく比較的手軽に設置できる窓用エアコンの特徴やメリット、デメリットについてご紹介していきます。

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窓用エアコンを設置するメリットとは?

窓エアコンのメリット

ではまず、窓用エアコンにはどのようなメリットがあるのかを、順番に説明していきます。

設置が簡単で安い

まず窓用エアコンのメリットとしてあげられるのが、取り付け設置が簡単で費用が安いという点にあります。
窓用エアコンはその名の通り、「窓」に取り付けするので、設置がルームエアコンと比べて断然カンタンで、取り付け工事の時間も、およそ30分前後しかかかりません。                                                   さらにルームエアコンなどで必要となる配管部材が必要ありませんので、工事初期費用も安くなっています。
壁に穴を開けて室外機とつなぐ必要がないので、窓さえあればほとんどの部屋に取付可能なのが、窓用エアコンの大きな特徴となります。

室外機不要、通常のエアコン設置が厳しい部屋にも

通常のルームエアコンは、部屋の外に室外機を設置するスペースが必要となり、設置できる部屋の条件が限られてしまいます。
しかし窓用エアコンは室外機の設置が必要ないため、室外機を置くためのベランダや庭がない部屋でも取付が可能です。                                                         さらにエアコンには専用のコンセントが必要となるのですが、窓用エアコンは通常のコンセントを使っての取付設置が可能です。

壁に穴を開けないので賃貸物件にも設置が出来る

賃貸物件に住んでいる時には、勝手に壁に穴を開け工事をしてエアコンを設置することはできません。
そのためもしすでにエアコン用の穴が開いていない場合は、大家さんから穴開け工事の許可が出なかったりすると、通常のルームエアコンは設置できなくなってしまいます。
そんな時に利用したいのが窓用エアコンです。
窓用エアコンはルームエアコンとは違い室外機が必要ないため、配管を通す穴あけ工事が不要となり、賃貸物件での穴がない部屋などにも設置可能となるのです。

窓用エアコンはどのように選べばいい?

窓用エアコンに悩む女性

窓用エアコンと一口に言っても普段はあまり目にすることがないということもあり、どのように選べばいいのか少し困ってしまうかもしれません。
ここでは窓用エアコンの選びかたの一例をピックアップしていきます。

自宅の窓に取り付け可能か?

見た目や性能以前にまずは窓用エアコンが取り付け可能な窓かをチェックする必要があります。
まず前後に開けるタイプの窓は設置することは(基本的に)出来ないので、左右に開けるタイプの窓であることが大前提になります。
また、本体より窓の高さと開けた時の幅が大きい必要があります。
そして、鍵の位置の兼ね合いで窓の左側にエアコンを取り付けることが一般的となるので、部屋の間取りや家具の配置などを確認する必要があります。

運転時の音の大きさはどうか?

窓用エアコンは通常の壁掛けエアコンと異なり室外機と一体になっているため、どうしても運転音が少し大きくなってしまう傾向にあります。
なのでどこに設置するかにもよりますが、50db(壁掛けエアコンの室外機音と同じくらい)以下のタイプをおすすめします。

「冷房専用」か「冷暖房兼用」か?

窓用エアコンは「冷房専用」と「冷暖房兼用」の2種類があります。
普通に考えると「冷暖房兼用」の方がお得に思いますが、このタイプの暖房は暖める力が少し弱いとされています。
なのでその他の暖房器具と併せて使うことも検討した方が良いかもしれません。

とはいえ、窓用エアコンを設置するデメリットもある

窓用エアコンのデメリット

このように条件を問わずに設置できる窓用エアコンは、非常に便利な存在ではありますが、デメリットが全くないわけではありません。
ではここから、窓用エアコンの設置にはどんなデメリットがあるのかについて見ていきましょう。

運転中の音が大きい

まず窓用エアコンのデメリットとしてあげられるのが、「運転音」の問題です。
窓型エアコンはその構造上、室外機の機能が本体内に組み込まれているため、一般的なエアコンなら室外で発生する運転音まで室内に響き、騒音が大きめになってしまいます。

広い部屋にはパワー不足

さらに窓用エアコンは、6~8畳用がほとんどとなっています。
仕組み的に大きさが制限され、室外機もありませんから本格的なルームエアコンと比較すると、非力になってしまうのは仕方がありません。
そのためもし広い部屋に設置したくても、部屋の広さに対してパワー不足の場合もあります。

基本は冷房機能のみ、暖房機能を搭載したタイプが少ない

基本的に窓用エアコンは冷房機能のみを搭載したタイプが主流になっており暖房機能搭載モデルはあまり見かけません。なので冬場などの気温が低い日はヒーター等で部屋を暖める手段を選択するのが無難でしょう。

電気代が高い

窓用エアコンはサイズ的な制限があるため、ルームエアコンのような「インバータ制御」に温度センサーがついてません。
センサーがないと繊細な省エネ運転ができませんので、ルームエアコンよりもどうしても電気代が高くなってしまいます。
ちなみに窓用エアコンとルームエアコンの電気代比較表は、下記URLで確認できます。 

窓用エアコンの電気代はいくら?壁掛けエアコンと比較、節約する方法                                                                 

防犯の面が心配

「防犯」と言う側面でも、窓用エアコンには不安が残るかも知れません。
窓用エアコンは窓に設置するため、窓の鍵を施錠できなくなってしまいます。                                                       窓用エアコンに簡易的な鍵が付属していることもありますが、防犯面では簡易鍵では不安と感じることもあるでしょう。
市販の窓用の鍵も多数販売しているので、それらを購入して取り付けることである程度の防犯対策をすることが可能です。

窓用エアコンは自分で設置できる?

窓エアコンの設置

設置が簡単な窓用エアコンは、自分で設置することも可能です。
窓用エアコンには、取り付けの際に専用部材や専用工具など必要ないため、説明書を参考に自分でも取り付けできるのです。

取り付けを途中で諦めるのはNG

しかし、もし窓用エアコンを自分で設置しようとして、うまく設置できなかった場合は、専門業者に設置を依頼をしてください。
ただしその場合でも、工事料金は通常料金が発生しますので注意しましょう。

注意!!取り付けが出来ない窓もある?

エアコン取り付けが出来ない窓

窓さえあれば取り付けが出来るんじゃないの?
そう思われるかもしれませんが、実はウインドエアコンが取り付けられないタイプの窓があるのです。
商品のサイズ違いによる誤差もありますので詳しくは販売店やメーカーに確認をとってから購入することをおすすめします。

窓枠レール(立ちあがり)、窓の開く幅、窓の高さに注意

窓枠レール(窓枠の上下の溝)が低すぎたり、窓の開く幅や高さがあまりにも狭かったり低かったりするとエアコンを窓にはめることができなくなっています。
商品によって多少の前後はありますが、概ね窓枠レールは10ミリ、窓の開く幅は47センチ、窓の高さは77センチが窓エアコンが設置できるボーダーラインと考えてください。

まとめ

窓用エアコンのメリット
・設置が簡単で安い
・室外機不要、エアコン設置が厳しい部屋にも
・壁に穴を開けないで賃貸住宅にも
窓用エアコンのデメリット
・運転中の音が大きい
・広い部屋にはパワー不足
・電気代が高い
・防犯の面が心配

・設置が出来ない窓もある


窓用エアコンは自分でも設置が可能で、値段も安くお手軽ですが、一般のエアコンより電気代が高くなる点も特徴として挙げられます。ご自宅のお部屋やご予算と相談して、検討してみてはいかがでしょうか?

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