【異音】エアコンの室外機がうるさい原因と対処法をご紹介!

更新日:2024年6月26日

公開日:2023年2月20日

古い室外機

エアコンを使っている時に、「室外機の音がうるさい」と感じたことはないでしょうか?
エアコンから発生する異音は、近隣住民との騒音トラブルや、睡眠の妨げにもなるかねないので、早急に解決したいところです。
この室外機の異音の原因は必ずしも故障とは限らず、場合によっては自分で対処できます。
そこで今回はエアコンの室外機から出る異音の原因と、自分でもできる対処方法について紹介していきます。

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室外機から音がする、うるさい原因とは

賃貸ベランダの室外機

室外機の異音の原因を探すためには。まずエアコンの構造と仕組みを知る必要があります。
エアコンは、室内機と室外機がセットになっていて、内部に冷媒ガスを循環させることで冷たい風や暖かい風を出しています。
室外機には、冷媒ガスを閉じ込めている「コンプレッサー(圧縮機)」という重要なパーツが搭載され、そのために室内機と比べ非常に重くなっています。
室外機は室内機からの指令によって動作し、車でいうとエンジンの役割を果たしています。
そのため室外機の異音は、車でえいえばエンジン音のようなものと例えることができます。

【原因①】室外機が土台にしっかり固定されていない

室外機は土台にしっかり固定して据え付けられていますが、もし不安定な状態で設置されていると、振動で室外機が床や壁にあたって「ガタガタ音」のような異音が出るケースもあります。
もし室外機の異音を感じたら、まずは室外機が土台にしっかり固定されているか、ぐらつていないかを確認してみましょう。

【原因②】室外機の内部に汚れが溜まっている

室外機の異音の原因には、室外機の内部部品の汚れが原因になるケースもあります。
室外機は屋外に置かれているので、常に雨風にさらされています。
そのため、砂ホコリや枯れ葉などが室外機の中に詰まってしまうと、室外機の側面や裏面にある金属板の「フィン」にこすれたり当たったりして異音が出てしまいます。
異音が出たら、室外機のフィンに枯れ葉や汚れが詰まってないか確認しましょう。

【原因③】室外機の経年劣化

異音が置き方や汚れが原因でない場合、室外機の経年劣化が原因であることも考えられます。
エアコンの寿命は、約10年程度となっていますので、年数が経過して異音がでる場合は、機械自体の寿命であることが原因として考えられます。
10年程度使用した室外機で異音が感じられた場合、対処法としては修理するのではなく、新しいエアコンに買い換えることをお勧めします。

【対処法】室外機の異音を取り除くには

室外機チェック

それでは続いて、室外機の異音を自分で取り除けるいくつかの対処法を紹介していきます。

【対処法①】室外機と土台の間に防振ゴムを設置

振動による「カタカタ音」といった異音の場合は、室外機と土台の間に「防振ゴム」を設置することで解決できる場合があります。
防振ゴムは、ホームセンターやインターネットでも購入できます。
ベランダに床置きで室外機を置いている状態であれば、土台とベランダの床面の間に防振ゴムを敷くことにより、振動が和らげられて異音を抑えられる場合もあります。
室外機の置き方には、その他にもいくつかの種類があります。
例えば、天井吊り・屋根置き・壁面・2段置きなどです。
このような特殊な設置方法の場合は、防振ゴムを使った対処は自分ではできませんので、プロの設置業者やメーカーさんに相談してください。


※ベランダに床置きで室外機が置いてある場合、下に敷く防振ゴムは2枚1セットで(1500円~3000円)程度、特殊な形で設置されているケース(天井・屋根・壁面・2段置き)では、架台とのすきまに引く防振ゴムで4箇1セットで(1000円~2500円)程度で購入できます。
※ご注意!購入する際は必ず、「エアコン室外機用防振ゴム」で購入してください。薄いゴムではまったく効果がでませんのご注意ください。

【対処法②】室外機の清掃

室外機の清掃で、異音が解消されるケースもあります。
もし室外機の異音を感じたら、できる範囲で室外機を掃除してください。
室外機は屋外に置かれていることが多いため、ホコリや砂が溜まりやすい傾向にあります。
そのため、汚れを取り除くことで、異音が軽減されるケースもたくさんあります。
ただし、素人が室外機の内部まで掃除することは難しいため、お勧めできません。
知識のない方が室外機を分解してしまうと、大切な部品を傷つけて室外機が故障してしまうかも知れません。
室外機の異音修理が不安な方は、業者に依頼し掃除をしてもらうこをお勧めします。

【対処法③】室外機の修理・買い替え

室外機の置き方にも汚れにも問題がないときは、エアコンの室外機が壊れてしまっている可能性があります
特にエアコンを長年使い続けている場合は、寿命が来てしまったため機械的に壊れていて音が出ているかもしれません。
エアコンの室外機はモーターやファン、フィルターなどさまざまな部品で構成されています。
これらの部品のどれか一つが故障するとによって、大きな音が出てしまうことがあります。
エアコンの平均寿命は約10年といわれているので、それ以上使っているのであれば買い替えを検討したほうが良いでしょう。

室外機だけ交換はできる?

室外機交換

室外機の異音が故障により場合、エアコンの室外機だけを交換したいと考えるかも知れません。
室外機だけの交換は、同じメーカー型番のものであれば可能です。
ただし、エアコンは室内機と室外機がペアで設計されていますので、同じメーカー型番だからといっても必ずしも正常に動くとは限りません
さらにエアコン室外機だけの交換も、専門業者に設置を依頼しなければならないため、別途設置費用が発生します。
エアコンの状態を確認した結果、室外機の故障が原因の場合でも、室外機だけを交換するより、室内機と室外機のセットで交換した方が、トータル的コストを抑えられる場合もあります
詳細はメーカーや専門業者に相談してみましょう。

室外機を高圧洗浄機で掃除できる?

高圧洗浄機

室外機の清掃用具として、高圧洗浄機を使用しても良いでしょう。
ただし、高圧洗浄機を使用する場合には注意が必要です。
万一、水が室外機の基盤内部に入り込んでしまうと、故障やトラブルの原因となります。
故障してしまった場合は修理費用がかかり、無駄な出費となってしまいます。
もし高圧洗浄機で清掃する場合は、室外機の下や周りの汚れを流す程度にとどめておきましょう

室外機の修理や清掃を依頼する際の費用は?

費用

修理の場合に必要な費用は故障個所にもよりますが、おおよそ2万円~15万円程度となります。

制御基板のみ交換2万円~5万円
コンプレッサー(圧縮機)やファンの交換5万円~10万円
すべて交換修理10万円~15万円

が相場となります。
そのため、場合によっては新しいエアコンを買い替えた方が安くなる場合もあります。
ただし、メーカーによってはコンプレッサー故障に、保証期間が5年程度ついている製品もありますので、修理依頼の際はまずメーカーに相談をしてみましょう。

                                                      さらに、室外機のみの清掃費用の相場は「3千円〜1万円」程度が目安となります。
エアコンのクリーニングは室内機がメインとなりますので、エアコンの室内機クリーニングを依頼した際に、合わせて室外機のクリーニングも依頼すると、割引をしてくれる業者もあります。
クリーニングを依頼する時にはセットで割引できるかを、事前に確認しておきましょう。

まとめ

室外機から異音がするときは、室外機の置き方や、汚れや寿命が原因として考えられます。
今回紹介した方法で、まずは自分で対処して改善できるかを確認してみてください。
それでも改善しないときは、専門業者やメーカーに相談してみましょう。
騒音での近所トラブルを避けて、快適な生活を過ごせるように日頃のお手入れをこころがけてくださいね。

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