賃貸マンションでエアコンを交換する方法!故障や自己都合での費用負担について

更新日:2024年6月26日

公開日:2023年2月20日

賃貸に設置されたエアコン

賃貸マンションやアパートを借りるとき、物件によってははじめからエアコンが設置されている場合があります。
しかし、もし設置されていたエアコンが故障したり、古いため新しいエアコンに交換したいという場合はどうしたらいいのでしょうか?
今回は、そのような場合にどう対処したら良いのかについて紹介していきますね。

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基本的に賃貸物件でのエアコン交換を勝手にするのはNG

賃貸で初めからエアコンがついている物件では、エアコンの所有者は、賃貸会社か大家さんということになります。
そのためエアコンが効かなかったり、故障などが発生したりといった場合は、必ず賃賃会社さんに連絡をしなければなりません
勝手にエアコンを交換することは、絶対にしないでください

まずは契約書の確認を

家を借りる際には、事前に必ず契約書のエアコンに関する内容をを確認してください。
契約書には長い文章が書かれているので、ぱっと見ただけでは何がなんだか分からいことが多いかもしれません。
例えば「契約期間中の修繕」という項目として、


「第11条 甲(貸主)は乙(借主・自分)が本物件を使用するために必要な修繕を行わなければならない。この場合に要する費用は、乙の責めに帰すべき事由により必要となった修繕については、乙が負担し、その他の修繕については甲が負担するものとする」


などの文章が書いてあります。
これは要約すると
エアコンの修繕費用は賃貸会社が払う。ただし、勝手に変えたものや改造して使っていたものは自分が負担する
という意味となります。
このような契約条項がある場合、通常通りにエアコンを使用していて故障した場合は、勝手に修理せずに賃貸会社に連絡すれば、無償で修理してもらえるということになります。

状況別賃貸でエアコンを交換する手順

エアコンをチェックする女性

それでは次に、どのような状況でエアコンの故障・不具合の状況の際に、交換になるか修理になるかについて紹介していきます。
まず、新しいエアコンが冷えない時や運転しない時などは、賃貸会社に連絡をして、どうしたらよいかを判断してもらいます。
判断の結果、自分で修理業者を手配して、その費用を賃貸会社で支払うというケースもあります。
また、10年以上前の古いエアコンの場合、修理ができないこともありますので、そのような場合には新しいエアコンに交換してもらうように交渉しましょう。
エアコンの交換は、今のエアコンが新しいものなのか、古いものなのかで、賃貸会社が判断しますので、古いものでしたら必ず交換するようにしてもらいましょう。

既存のエアコンが最初から故障していた場合

家を借りてエアコンを使ったら、使う前にすでに故障していた場合は、まず賃貸会社さんに連絡をしましょう。
「今はエアコンをつかわないから後で連絡すればいいか」と考えて、引っ越しから日数あけてから連絡をすると、使用上の問題などいろいろと難癖をつけられて、費用負担をしなければならないというケースもあります。
そのようなトラブルにあわないためにも、故障していることがわかった時点ですぐに賃貸会社に連絡をしてください。

エアコンが最初から故障していた場合の費用負担

エアコンが最初から故障していた場合の費用負担は、基本的には「貸主側」の賃貸会社の負担になります。
もし心配であれば契約書をしっかりチェックし直すか、事前に賃貸会社に確認をしておきましょう。

既存のエアコンが使用後に故障した場合

エアコンが最初からついていて、所有者(賃貸会社)のものである物件で、最初は問題なく使用できていたけど、何回か使用した後に故障してしまうこともあります。
このようなケースでは、故障した時点でまず賃貸会社へ連絡をしてください。
連絡する前に、勝手に修理依頼はしていけません。

エアコンが使用後に故障した場合の費用負担

エアコンを何回か使用してその後故障となった場合も、費用の負担は貸主側(賃貸会社)になります。
ただし、これは通常通りに使用していた場合に限られます
では、通常の使用ではないケースがどのようなものかといえば、例えば室外機の上に重い荷物を載せていたり、エアコンを勝手に改造したり、フィルターなどの清掃を怠った場合などとなります。
このような場合は、故障は使用上の責任となり、自分の費用負担となることにもなりかねませんので注意が必要です。
賃貸に据え付けられているエアコンは通常通りに使用し、まめに掃除するようにしてください。

既存のエアコンが古いので自己都合で交換したい場合

もし今取り付けられているエアコンが古いので、新しいエアコンに変えたい等など、自己都合で交換したい場合は、エアコンが通常通り使えるのであれば、多少古い機種でも原則的には交換をしてもらえません。

エアコンが古いので自己都合で交換した場合の費用負担

エアコンが問題なく使用できているのだけれど、エアコンが古いという理由で自己都合で交換したい場合は、すべての費用は基本的に自己負担となります。

退去時に設置したエアコンはどうする?

引越などで退去する場合は、もともとついていたエアコンの所有者は貸主側ですから、そのままの状態のままにしておきます。
ただし、ホコリまみれやヤニだらけなど汚れてしまっている場合、エアコンのクリーニング費用を請求されるケースもあります。
ですから、マナーの問題でもありますが、退去時はエアコンを少しでもきれいに掃除しておく必要があります。

大家さんが買い取ってくれるケース

通常通りにエアコンが使用できていて、ただエアコンが古いという自己都合で、新しいエアコンに自分の負担で交換した場合、「所有者は自分」となります。
このような場合は、その部屋の退去時に購入したエアコンを大家さんに買い取ってもらえるというケースもあります。
ただし、報告せずに勝手に交換した場合は、買い取ってもらえないことがほとんどとなります。
さらに退去時は「現状回復引き渡し」となりますので、もともとエアコンがついていた場合、そのエアコンの所有者は貸主側と認識されることが多くなります。
そうなると、自分が買ったエアコンを大家さんが買い取ってくれないのなら、引っ越し先に移設すると考えるのが一般的ですが、交換の際に報告をしておかないと所有権が大家さんという解釈になる可能性もあり、そうなると大家さんとの間でトラブルになってしまいます。
そんなトラブルを避ける為にも、交換をする時の報告と交渉がも非常に重要となるのです。

自己負担で購入したエアコンは次の家へ

本来であれば、自己負担で購入したエアコンの所有者は自分となりますので、まだ新しく使用できるなら次の家に移設して使用したほうがお得です。
しかし、次の家には既存でエアコンがついている場合は、その使用年数などを見比べて判断する必要もあります。
次の家のエアコンが新しく、機能も良ければそちらを使用した方がお得となるはずです。
その場合は、古い家に購入したエアコンを、賃貸会社さんに相談し買い取ってもらえるよう交渉するのが正解でしょう。

引越し時に移設せずに置いていくのはアリ?

基本的に、自己都合でエアコンを購入したエアコンをそのまま置いておくにするのはNGとなります。
退去時には現状回復での引き渡しが契約事項に盛り込まれているからです。
ただし、交渉次第ではそのまま置いていっても大丈夫な場合もあります。
たとえば、まだ新しいエアコンが取り付けられていれば、貸主側もメリットとなるはずです。
ただし、必ずしもエアコンを買い取っもらえるとも限らないため、事前にしっかり相談することが大切です。

まとめ

今回は賃貸物件で、はじめからついているエアコンの、故障時や交換時の対処方法をご紹介してきました。
まず、エアコンの所有者が賃貸会社や大家さんであれば、すぐに賃貸会社に連絡をしましょう
その際には費用負担は、自分になることを念頭にいれておきましょう。
注意しなくてはいけないのは、連絡もせずに自己都合で修理や交換した場合、自分の費用負担となる可能性があることです。
さらに、正しい使用方法とまめな清掃をすることも、費用的にも重要になるということです。
自分の持ち物ではないものに自分で費用を払わなければならないのはもったいことですので、引っ越し時には今回紹介した内容を十分考慮して対処してくださいね。
まとめ
●基本的に賃貸物件でのエアコン交換を勝手にするのはNG
・まずは契約書の確認
●状況別賃貸でエアコンを交換する手順
既存のエアコンが最初から故障していた場合大家が費用負担して交換
既存のエアコンが使用後に故障した場合は原則的に大家が負担
・エアコンが古いので自己都合で交換したい場合の費用は自分が負担
●退去時に設置したエアコンはどうする?
大家さんが買い取ってくれるケース
・自己負担で購入したエアコンは次の家へ移設するのがベスト
・引越し時に移設せずに置いていく際には、大家に買い取ってってもらえることもある

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