エアコンの取り外し工事の費用相場はいくら？自分で取り外すことは出来るの？エアコン取り外しのあれこれを解説！

新たにエアコンを取り付ける時だけではなく、取り外しの際にも疑問があるはずです。
たとえば、エアコンを取り外す際の費用について、実は知られていないいろいろなチェックポイントがあったりします。
今回はそんなエアコンの取り外し工事の費用相場の話から、自分で取り外すことは出来るのか？など、エアコン取り外しのあれこれを解説していきますので、参考にしてみてください。

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エアコン取り外し「だけ」の工事って需要があるの？取り外すだけだったら自分だけでも出来そうな気もするけど・・？

まずは、エアコン取り外し「だけ」の工事には需要があるのかどうかという疑問からお答えします。
エアコンを取り外すだけだったら、自分だけでもできそうな気がするかも知れません。
では、実際のところはどうなのでしょうか。

先に言っておくと自分でだけでエアコンを取り外すのはおすすめ出来ない

結論から先に言ってしまえば、自分でだけでエアコンを取り外すのはオススメできません。
それは一体なぜなのか、理由を順番に紹介していきます。

理由①　専用の工具や部材が必要

まず、エアコンを取り外すためには、専用の工具や部材が必要となります。
専用工具には
1）充電ドリル
2）モンキーレンチ
3）ペンチ
4）ニッパー
5）六角レンチ（室外機に合ったインチ）
6）キャタツ
7）スライダー
など、多数の工具が必要となります。
自分で工事しようとしたところで、こういった工具をそろえると、それなりの出費になってしまうことがわかります。

理由②　エアコンの破損

次に、「エアコンの破損のリスク」も問題になります。
エアコン取り外し工事はかなり専門的なものですから、もし専用工具を使用しないで、工事業者用の取り外しのマニュアル通りに作業しなければ、間違いなくエアコンを破損させてしまいます。

理由③　ポンプダウンが必要

次に、「ポンプダウン」が必要であるという問題です。
エアコンには冷媒ガスが流れています。
そしてその冷媒ガスを「ポンプダウン」という作業で、室外機に閉じこめる作業をしないと、法律違反になってしまいます。
ちなみにフロン（冷媒ガス）排出抑制法の義務に違反した管理者は、「フロン類をみだりに放出した場合、１年以下の懲役または50万円以下の罰金」といった罰則が科せられます。

理由④　ケガをする危険性

さらにケガをする危険性についても見逃せません。
もしエアオンをマニュアルの通りに外さないと、室外機内のコンプレッサーが破裂してしまう可能性があり、そうなるとエアオンが壊れてしまう上に、作業をしている人が大けがを負うリスクがあるのです。

理由⑤　再度取り付けが出来なくなる可能性

取り外しに失敗してしまうと、再度取り付けができなくなる可能性があることも知っておきましょう。
先ほど説明したように、ポンプダウンをしなかったり、取り外し中に謝って配管や電線など切断してしまったりした場合、取り外したエアコンを再度取り付けて利用することはできなくなってしまいます。

理由⑥　処分が大変　

あるいは処分が大変であることも、忘れてはいけません。
もし取り外したエアコンが不要であったとしても、エアコンは一般的な粗大ゴミとしては処分できません。
エアコンの処分は家電リサイクル法に基づき、リサイクル券を購入して指定の場所で処分することが義務付けられています。
不要になったエアコンを自分で処分するのは、非常に面倒で大変なのです。

エアコンの処分費用はいくらかかる？

エアコンはリサイクル法に基づき各メーカーによりリサイクル料金が決まってます。
ほとんどのケースでは、リサイクル料金は「990円」+「収集運搬料金（1000円～5000円）前後」の合計が目安となります。

エアコン取り外し工事の費用相場は？

では続いて、エアコン取り外し工事の費用相場がどのくらいなのかについて、チェックしていきます。

家電量販店

まずは家電量販店の相場からです。
こちらは「4000円～10000円」程度が一般的となります。
ただし家電量販店に依頼する場合は、ほとんどが新しいエアコンに買い替える際に同時に依頼するのがほとんどになるはずです。

引っ越し業者

次に引っ越し業者に依頼した場合の費用の相場です。
こちらは通常「3000円～10000円」程度となっています。
引越会社のほとんどは工事を下請け業者に依頼するため、料金が上乗せされて割高となるケースが多いと言えるでしょう。

不用品回収業者

不用品回収業者の場合場どうでしょうか。
こちらは「無料～5000円」程度が相場となります。
不用品回収業者に依頼すれば、無料でエアコンを取り外して回収してくれることもあるためメリットはありますが、無料回収したエアコンを不法投棄したり横流しでエアコンを販売したりなど、場合によっては法に触れるケースもありますので注意が必要です。

エアコン工事専門業者

では、エアコン工事専門業者はどうでしょう。
こちらの相場は「5000円～10000円」となります。
エアコンを専門としている業者なら、特殊な設置場所の取外しにも対応でき、エアコンを再利用できるように、間違いのない取り外しがしてもらえます。

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エアコン取り外し工事で追加費用が発生するケースもある？

次にエアコン取り外し工事で追加費用が発生するケースについて説明していきます。

室外機が特殊な取り付け設置をしている

追加費用が発生するケースとして考えられるのが、室外機が特殊な設置をされている場合です。
たとえば、室外機が大地に平地置きではなく、「天井吊り・壁面・屋根・2段置き・閉所」などの、特殊な場所に設置されている場合、基本料金にプラスで追加料金が発声します。
この特殊作業の加算料金の目安はおおむね「2000円～15000円」前後となります。　　

隠蔽配管の工事がされている

次に考えられるのが、「隠蔽配管」がされている場合です。
壁や天井などに配管が埋め込まれている隠蔽配管の場合、埋め込まれている配管を取外できないケースがほとんどです。
ですから、取り外しをしない場合は追加料金はかかりませんが、取り外したエアコンを他の場所に取り付ける際は、あらためて配管が必要となり、配管料金が加算されることになります。
さらに隠蔽配管は点検口など外し、壁や天井内で配管など取り外すため、その工賃として「3000円～10000円」ほど追加料金が必要となります。

エアコンが故障していて冷房運転が出来ない

あるいは、エアコンが故障していて運転できないという場合もあります。
これはエアコンが故障している場合、ポンプダウンでガス回収ができないため、専用の「フロン回収機」を使用して冷媒ガスを回収しなければなりません。
その場合、別途（5000円～20000円）が追加費用として必要となります。

ガスエアコンの取り外し工事を行う必要がある

一般的なエアコンでなく、ガスエアコンの場合は特殊な取り外し工事が必要となります。
ガスエアコンは、まずガス会社で「ガスの閉栓処理・温水菅処理」をしてから取り外し工事となるため、通常のエアコンよりも手間がかかります。
ちなみに「ガス処理+温水菅処理」だけの取り外し工事料金の目安は「15000円」前後が相場となり、これに取外料金が加算されます。
ガス処理さえ済ませておけば、後は通常のエアコンと同じように取り外しが可能となります。

まとめ

・エアコン取り外し「だけ」の工事には需要がある
・自分でだけでエアコンを取り外すのはおすすめ出来ない
理由①　専用の工具や部材が必要
理由②　エアコンの破損
理由③　ポンプダウンが必要
理由④　ケガをする危険性
理由⑤　再度取り付けが出来なくなる可能性
理由⑥　処分が大変　
・リサイクル料金は（990円）+収集運搬料金
・エアコン取り外し工事の費用相場
・家電量販店「4000円～10000円」
・引っ越し業者「3000円～10000円」
・不用品回収業者「無料～5000円」
・エアコン工事専門業者「5000円～10000円」
・エアコン取り外し工事で追加費用が発生するケース
・室外機が特殊な取り付け設置をしている
・隠蔽配管の工事がされている
・エアコンが故障していて冷房運転が出来ない
・ガスエアコンの取り外し工事を行う必要がある
エアコンは取外し料金も、依頼先により料金もバラバラなので、まずは料金をしっかり確認する必要があります。
さらに、室外機の設置場所が特殊な場所の場合などは取外しができない業者や、別途料金も加算されるケースがあるため、依頼する際は必ず事前に詳細を確認する必要があります。
自分で取り外しをすると、エアコンを破損させたり、大怪我をした事例があるりますので、くれぐれもオススメできませんので注意してください。

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