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エアコンのコンセントを抜くと故障の原因に?正しい取扱いで節電をしよう!
更新日:2024年6月22日
公開日:2023年9月13日
電化製品には待機電力というものがあります。機器の電源を入れていなくてもコンセントがささっていれば、微量ながら電力を消費しています。
エアコンも同様に待機電力が発生しますが、他の電化製品と同様に使わない期間コンセントを抜いていても良いのでしょうか?
「エアコンのコンセントを抜くと故障の原因になる」とも耳にしますが、実際のところ故障に繋がるのでしょうか?また、どれほど節電の効果詳しく解説していきます!
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エアコンのコンセントは抜いても大丈夫?
ではまず、エアコンのコンセントは抜いても大丈夫なのかどうかとおうお話からはじめます。 結論から言えば、「エアコンを長期間使用しない」のであれば、コンセントを抜いても問題はありません。
ただしコンセントを抜いたエアコンを使用する際、再度コンセントをさしてからすぐ電源を入れると、故障するリスクが高まりますので注意しなければなりません。
エアコンコンセントの正しい抜き方は?
さらにエアコンのコンセントを抜く際には、正しいコンセントの抜き方をしなければなりません。 エアコンのコンセントの正しい抜き方は、まずエアコンのリモコンを「OFF」にして、30秒以上待ちます。その後コンセントプラグの根本をしかっり持って抜いてください。
決してコードを引っ張って抜いてはいけません。
コンセントを挿したら故障した!?原因と注意点を解説
では続いて、コンセントをさす際の注意点を説明します。
エアコンのコンセントは、実は抜く時よりもさす時に故障するリスクがあるのです。
ではなぜ、コンセントをさす時に故障してしまう可能性があるのか、その理由を見ていきましょう。
エアコンのコンセントを挿して故障が起きる原因
まずは抜いていたコンセントをさしてから、すぐに電源を入れてはいけません。
その理由は、室外機の「コンプレッサー」が原因となります。
コンプレッサーというパーツはエアコンの心臓部であり、潤滑油が必要となります。
しかし潤滑油は温度が低いと、粘度が高くなるという特性を持っています。
そして潤滑油の粘度が高くなると、コンプレッサーに負担がかかってしまうのです。
つまり、コンセントをさして急にエアコンを起動させると、潤滑油の温度が低く、粘度が高い状態でコンプレッサーが動作し始め、その結果コンプレッサーが摩耗してしまい、これが故障の原因になるのです。
エアコンのコンセントを挿す際の注意点
さてでは、エアコンのコンセントをさす時の注意点をチェックしていきましょう。
先ほど説明したとおりコンセントを抜いてすぐにエアコンを起動すると、コンプレッサーに負担がかかり故障の原因となってしまいます。
ではコンプレッサーに負担がかからないようにコンセントをさす場合、さしてからどのくらいの時間、待っていれば良いのでしょう。
これは、できれば8時間程度待ってから運転を始めた方が良いと言われています。
エアコンのコンセントを抜くと節電になる?
電気代の高騰で近頃はいろいろな節電方法が紹介され、その中に「エアコンを使わない時はコンセントを抜いておく」という方法も紹介されています。
しかし本当にエアコンのコンセントを抜くと節電になるのでしょうか。
結論から言えば、エアコンを使用しないのであればコンセントを抜いていた方が、「若干」の節電効果が期待できます。
エアコンの機種にもよりますが、エアコンの待機電力は1時間に約2.4W程度です。この数字から、夏場を除く、約半年プラグを抜いたと仮定し、計算すると、
2.4W×24(時間)×180(日)=10.4kWh(半年分の待機電力)
10.4×27(1kWhあたりの電気料金)=280.8円
となり、半年コンセントを抜くと280円の節約になるということが分かります。
しかしエアコンの特性として、今回説明しているとおり、コンセントをさしてすぐ起動すると、故障してしまう危険性があります。
もしコンセントを抜いて、使用する際にコンセントを挿すのであれば、しばらく時間をあけてから起動することを意識しましょう。
エアコンのコンセント抜き差しまとめ
・エアコンのコンセントはさした直後に電源を入れると故障の原因になる
・エアコンのコンセントを抜く際はリモコンでOFFにしてからプラグを抜く
・エアコンのコンプレッサーは潤滑油が冷えていると負荷がかかり壊れやすくなる
・コンセントをさし直してから8時間待って電源を入れるのが理想
・エアコンの未使用時にコンセントを抜いていても節電効果はかなり少ない
エアコンのコンセントを抜いてから、さしなおしてすぐにエアコンを起動すると故障の原因になりますので、注意して取り扱うよう心がけてください。
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