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エアコンの配管に「化粧カバー」は必要?カバーを取り付けるメリットや用途、コストを解説!
更新日:2024年11月6日
公開日:2022年6月20日
こんにちは、フォーラムサービスの田中です。
夏の冷房だけでなく冬の暖房器具として活躍するエアコンですが、配管(ダクト)について注目したことはありますでしょうか。
エアコンの配管といえば室内機と室外機を繋ぐパイプというイメージがあり、その多くは味気のない配管むき出しの状態が頭に浮かぶと思います。
配管むき出しの状態では古い家なら気にならないかもしれませんが、おしゃれな一戸建てやマンションの場合、外から見るとなんだか工事現場みたいなイメージで、せっかくの外観が台無しになってしまうこともあります。
室内も同様、インテリアが凝った部屋でも無骨な配管が見えてしまっては、オシャレ度がぐんと落ちてしまいますよね。そんな時に利用したいのがエアコン配管にカバーを取り付ける、いわゆる配管カバー(化粧カバー)です。
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エアコンの「配管カバー(化粧カバー)」とは?
多くの方はこのエアコンの配管カバー(以下、化粧カバー)という名前を、あまり耳にしたことがないかもしれません。
ではこのエアコンの化粧カバーとはいったいどんなものなのでしょうか。エアコンの化粧カバーとは、エアコンの配管パイプに被せるカバーで、外見的に配管を壁の一部にすることでスッキリさせる効果があります。
カバーなしの場合はテープ巻きだけ
もし化粧カバーを使用していないと、配管にぐるぐるとテープが巻かれているだけの状態となります。
見た目や性能をあまり考慮しないのであればテープ巻きだけでも問題があるわけではないため、多くの家庭ではテープ巻きの状態で配管を済ませてしまっています。
そのため、エアコン配管の化粧カバーは必ず必要というわけではありません。
しかし、いわゆる隠蔽配管と呼ばれる壁の中だけに配管が通されているような設置方法でない場合、配管が外部に露出してしまうため、できれば配管を化粧カバーで覆うことをオススメします。
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室内・室外の2種類の化粧カバーがある
配管はエアコン本体と室外機を結ぶためにあるので、室内と室外の2種類があるため、エアコンの化粧カバーも同様に室内用配管のカバーと室外用配管のカバーの2種類が用意されています。
部材としてのエアコンの化粧カバーは室内用と室外用では異なりますので、もし自分で購入する際には注意が必要です。
どのような時に化粧カバーをつけるべき?
では、エアコン配管の化粧カバーはどのような時につけるべきなのでしょうか。
先ほども説明した通り、テープ巻きされた状態の配管でもしっかり取り付け工事がされているのであれば、特に問題はありません。
ただしエアコン配管がむき出しの状態になっていると、何より見栄えが悪くなってしまいます。さらに後ほど説明しますが、配管の耐久性向上にも化粧カバーが役に立つのです。
化粧カバーが必要でない条件とは?
では、化粧カバーが必要ないというケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
まずはあまり長期間使うことを考えていない安価なエアコンを設置する場合は、エアコン交換のたびに配管工事を行いますのでそのたびに配管を丸ごと交換することになります。
そうであれば化粧カバーをつけても寿命の前に交換となりますので化粧カバーで保護する意味がなくなります。
エアコンの化粧カバーの役割とは?
さてでは続いて、エアコン配管の化粧カバーがどのような役割を果たすのかについて詳しく説明していきましょう。
エアコンの化粧カバーは大きく分けて二つの役割があります。一つは見栄えの良さ。そしてもう一つが配管の耐久性アップです。
配管の見た目を建物や壁と一体化する
室内の配管がむき出しになっていると、エアコンのインテリアとしての一体感やデザイン性を大きく損なってしまいます。
室外も同様であまり外から見えない場所ならともかく、外から見える場所にエアコンが設置されていると、配管そののままだとまるで工事現場みたいな外観となって、見栄えは著しく悪くなってしまいます。
基本的に平面で構成されている建物や室内に、丸いパイプ状のものがむき出しになっていると、どうしても見た目が悪くなってしまいます。
フラットなデザインで壁と一体化できる化粧カバーは、そんなデザイン上の違和感を解決してくれる役目を果たすのです。
屋外の環境により配管の劣化を防止する
さらに配管の耐久性の問題も、エアコンの化粧カバーによって解決できます。
配管をむき出しのままにしていると、温度の変化や雨などによって材質が徐々に劣化してしまいます。
化粧カバーをつけておけばそのような環境の変化をある程度軽減できるので、配管の寿命を伸ばせます。
特に直射日光を直接浴びたり温度変化が大きい場所に配管がある場合は、気候の変化を和らげる化粧カバーが効果を発揮します。
特に化粧カバーをつけた方がいいケースとは
たとえば新築の一戸建やおしゃれなマンションを購入した場合、建物の室内もまっさらでデザイン的にもこだわりが強いのではないでしょうか。
しかしこだわりの一軒家もエアコンの設置で気を抜いてしまうと、配管がむき出して最初に抱いていた建物やインテリアのイメージが一気に崩れてしまうこともあります。せっかくの新築の家だからこそ、妥協なくエアコンの配管にも化粧カバーをつけておくべきと言えるでしょう。
「化粧カバー」の取り付け工事にかかる費用は?
このようにエアコンの配管の見栄えを良くし、さらに耐久性向上にも役立つ化粧カバーですが、取り付け工事にいくら費用がかかるのかも気になるところです。
実際に取り付けする際にはどの程度のコストがかかるのでしょうか。
化粧カバーは自分で取り付けることも可能です。その場合部材の費用は当然ですが、ある程度の専用工具なども購入しなければなりません。
もちろんエアコン取り付けの専門業者でも化粧カバーの取り付けは可能となりますので、総合的なコストと手間を考えて、どちらを選択するかを決めると良いでしょう。
エアコンを新設する場合の費用の相場は?
基本的に業者に作業を依頼する場合、エアコンを新設する際に一緒に化粧カバーを取り付けるのがお得となります。配管工事と一緒に化粧カバーを取り付ければ作業も同時に行えるため、無駄な行程がなく費用もお値打ちになるからです。
エアコンを新設する際に、エアコンを購入した家電量販店などでもオプションとして用意されていることがほとんどです。
ただし部材や工事費が通常の設置よりもプラスしてかかりますので、室内外共に化粧カバーを付けてもらうと実質1万5000円~と、思ったよりも高額の料金が発生してしまいます。
化粧カバーの費用を抑えるためには?
もしこれからエアコンを新設したいと考えていて、なおかつ化粧カバーの取り付けを希望するのなら、化粧カバーの取り付けをパックにしている業者を探してみると良いでしょう。
たとえばエアコン工事の専門店であるフォーラムサービスであれば、化粧カバーの取り付けがお得になるパック料金を用意しているため、お得に化粧カバーが設置できます。
化粧カバーを後付けする際の費用は?
エアコンの化粧カバーを後付けする際には、取り付け用の道具が必要となります。
必要な工具に関してはこの後の「化粧カバーの取り付け手順」で説明しますが、工具を揃えるだけでも結構な費用がかかる上、部材の費用も当然ながら発生します。
そうであるのなら業者に工事を依頼するという方法もありますが、エアコンの化粧カバーだけを後付けする工事の場合部材を含めたトータルの費用は3万円~4万円程度となり、新設と比較するとかなり割高になります。
自分で済ませればもう少し安くもなりますが、万一配管やエアコン自体を壊してしまうリスクを考えると、最終的にどちらがお得になるのかは良く検討しておきたいものです。
エアコン取り付け時に追加料金が発生する条件は?
エアコンの化粧カバーの取り付けを業者に依頼した場合、料金は一律ではなく追加料金が発生する場合もあります。
追加料金が必要なケースとは、配管の太さが通常より太いものの場合や、長さが規定以上の場合、配管の曲がる回数が多いなどの条件となります。
これは主に室外機を設置する場所によるもので、遠い位置に置かなければならない時などに配管が長くなったり、何度も折れ曲がったりする時に部材や工数が増えてしまうからです。
「化粧カバー」の取り付け手順
では実際にエアコンの配管に化粧カバーを取り付ける場合には、どのような作業が必要となるのでしょうか。
化粧カバーを自分で取り付けるとなると、まずは化粧カバー自体の部材を購入しなければなりません。
さらに取り付けるためには部材切断したり、接続したり、壁に取り付けたりといった作業が必要となり、そのために工具が必要となるため、これもまたあらかじめ準備しておく必要があります。
化粧カバーの部品は自分で買える?
まず必要となるのが、化粧カバーの部材です。
化粧カバーは大型のホームセンターなどで売っている場合もありますが、必要なものを全て揃えるためにはネットショップを探した方が間違いないでしょう。
さらに設置するエアコンの配管の太さや長さなども事前にしっかり測り、サイズに合った部材を揃えなければなりません。
化粧カバーの部材としては次のような種類があります。
- ストレートタイプ
- コーナー用部品
- フリーコーナータイプ
- ウォールコーナータイプ
これらの部材を繋ぎ合わせて、配管をカバーすることになります。
交換の際に必要な工具はたくさんある
作業の際に必要となるのは、
- ドライバー
- ネジ
- 電気ドリル
- ハンドソー
- エアコンパテ
などとなり、もし手元にこのような工具が揃っていない場合は、一部新たに購入しなければならないものもあるでしょう。
後付けの際の手順
では続いて、エアコンの化粧カバーを取り付ける手順を簡単に紹介していきましょう。
後付けする際の作業手順は、
- ハンドソーやノコギリを使って必要なサイズに化粧カバーの部材をカットする
- 壁と化粧カバーに電気ドリルで穴を開け、ネジを通して化粧カバーの内側のパーツをセットする
- 内側のカバーの中に配管をセットし、外側カバーを被せる
- 壁の穴部分にエコカバーを取り付ける
- 穴などの隙間をエアコンパテで埋める
となります。
自分で取り付ける際のリスクとは?
このようにエアコンの化粧カバーは、自分で取り付けができないわけではありませんので、もし既に設置してあるエアコンの場合は、自力で取り付けにチャレンジしてみても良いでしょう。
しかしカバーをつける際には配管の位置をずらしたり、穴を開けたりといった作業があるため、慣れていないと配管に穴を開けてしまったり、エアコンとの取り付け部分を破損してしまう可能性もあることは覚えておきましょう。
まとめ
エアコンの化粧カバーは建物のエクステリアやインテリアのデザイン性を損なうことなく、エアコンの配管をカバーできるものです。
見栄えの良さに加え配管自体を守る役目もありますから、長期間エアコンを使う予定があるのなら、ぜひ新設時に一緒に取り付けておきたいものです。
既に設置してあるエアコンの配管に化粧カバーをつけたい場合、自分で取り付けることも可能です。
ただしエアコン本体や配管を壊さないよう、慎重に作業することが必要となります。
そのため化粧カバーを取り付けるのであればやはり、新たにエアコンを設置する際の設置工事と一緒に取り付けるのが正解といえるでしょう。
ただし化粧カバーを取り付ける場合、オプション料金として若干コストが嵩む場合もありますので、取り付け業者選びも重要なポイントとなります。
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