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冬場のエアコン暖房の電気代はどれくらい?実際の目安と計算方法
更新日:2025年10月23日
公開日:2023年1月16日

エアコンは夏に使用するイメージが強いため、夏の方が電気代が高いと思われがちです。
しかし、実は冬の時期のエアコン暖房の方が、電力が多く必要となり電気代が高くなるのです。
現在、物価上昇や電気代もどんどん高くなっているため、生活費全般を少しでも節約したいと思っている人も多いのではないのでしょうか?
そのためには電気代の節約は、必須と言えるはずです。
そこで今回は、エアコンで暖房使用したときの電気代を少しでも安く抑える節約方法をご紹介いたします。

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目次
エアコンの暖房使用時の電気代をご紹介

冬は暖房運転の比率が高くなり、エアコンの電気代が上がりやすい季節です。ここでは、家庭用エアコンの電気料金を誰でも再現できる方法で計算し、目安を分かりやすく解説します。
※ご家庭のエアコン機種・使用環境・契約プランにより金額は変動します。以下はあくまで目安としてお役立てください。
1時間あたりの電気代は「消費電力 × 単価」で算出
エアコンの1時間あたりの電気代の目安は、次の式で簡単に計算できます。
| 『1時間あたりの電気代目安=消費電力(W) ÷1,000(kW)×電気代単価(27円)』 |
本記事では目安として27円/kWhを使用します(一般的に用いられる標準単価)。
実際にはご自宅の電力会社の料金単価(従量料金・時間帯別など)に置き換えると、より正確に求められます。
計算例(6畳用:2.2kWクラス/最小105W〜最大1,480W)
| ・最小:105W÷1,000kW×27円=2.84円 |
| ・最大:1,480W÷1,000kW×27円=39.96円 |
となります。
つまりエアコン暖房使用時の電気代は、1時間あたり「約3円~40円程度」ということになります。
エアコン暖房の電気代は設定温度で変わる?
同じエアコンでも、外気温と設定温度の差(=“温度差”)が大きいほど所要電力は増え、電気代も上がります。
例:設定25℃のとき
| ・外気10℃ → 温度差15℃ ・外気3℃ → 温度差22℃(より多くの電力が必要) |
したがって、設定温度を少し低めにし、厚着や他の暖房器具との併用で体感を補うと、消費電力を抑えられます。
→ “温度差を小さく維持する”ことが、暖房時の電気代節約の基本です。
エアコン電気代比較【メーカー別】で比べてみると・・・
| 暖房器具 | 消費電力 | 1時間あたりの金額 | 1ヶ月の金額 |
|---|---|---|---|
| 【日立】白くまくんXシリーズ RAS-X22N | 430 W | ¥11.61 | ¥2,786 |
| 【ダイキン】うるさら XAN223ARS-W | 450 W | ¥12.15 | ¥2,916 |
| 【三菱電気】霧ヶ峰Zシリーズ MSZ-ZW2222 | 465 W | ¥12.56 | ¥3,013 |
| 【パナソニック】エオリアLXシリーズ CS-LX223D | 440 W | ¥11.88 | ¥2,851 |
| 【シャープ】R-Xシリーズ AY-R22X-W | 430 W | ¥11.61 | ¥2,786 |
※いずれの金額も1ヶ月=30日、1日あたりの使用時間=8時間で計算した値です。
メーカーが公開する「標準消費電力」をもとに、6畳用モデル(2022〜2023年モデル)で比較すると、1時間あたりおよそ11〜13円、月間(1日8時間×30日)で約2,800〜3,000円台が目安という結果になります。
ただし、実際の運転は室温条件や設定温度で常に変化します。比較表は“同条件の目安”として捉え、ご家庭の単価や環境で再計算するのがベターです。
エアコン電気代比較【お部屋の広さ別モデル】で比べてみると・・・
次は、部屋の広さ別で電気代を計算してみましょう。
エアコンの消費電力は対応している部屋の大きさによっても異なります。
今回は「【日立】白くまくんXシリーズ」で比較します。
| 暖房器具 | 消費電力 | 1時間あたりの金額 | 1ヶ月の金額 |
|---|---|---|---|
| 6畳 | 430 W | ¥11.61 | ¥2,786 |
| 8畳 | 490 W | ¥13.23 | ¥3,175 |
| 10畳 | 680 W | ¥18.36 | ¥4,406 |
| 12畳 | 890 W | ¥24.03 | ¥5,767 |
| 14畳 | 920 W | ¥24.84 | ¥5,962 |
| 18畳 | 1480 W | ¥39.96 | ¥9,590 |
| 20畳 | 1700 W | ¥45.90 | ¥11,016 |
| 23畳 | 2140 W | ¥57.78 | ¥13,867 |
| 26畳 | 2580 W | ¥69.66 | ¥16,718 |
※いずれの金額も1ヶ月=30日、1日あたりの使用時間=8時間で計算した値です
同一シリーズでも、部屋の広さ(能力クラス)が上がるほど標準消費電力は大きくなり、時間あたり・月あたりの電気代目安も上がります。
ここで大切なのは、部屋の広さに合った能力のエアコンを選ぶこと。狭い能力の機種を無理に使うと、設定温度に到達するまで時間がかかり、かえって電気代が増えるケースもあります。
→「 適正容量のエアコン × 適正設定温度」が、冬の電気代を抑える近道です。
夏の冷房よりも冬の暖房が高い?その理由を徹底解説

一般に同じ運転時間なら、冬の「暖房」の方が電気代は高くなりやすいです。
理由はシンプルで、室温(設定温度)と外気温の差が大きいほど必要な電力が増えるからです。
たとえば設定25℃の場合、外が10℃と3℃では後者の方が温度差が大きく、設定温度に達するまでにより多くの電力を使います。
本記事の目安でも、エアコンの暖房は約3〜40円/時、一方で冷房は約3〜25円/時(いずれも目安)。
つまり、条件によっては1時間あたり最大で15円ほど、暖房の方が割高になる可能性があります。近年は電気料金単価自体が上がる傾向にあるため、冬場はとくに効率的な使い方が節約のカギになります。
※実際の金額は機種・環境・契約単価で変わります。
エアコン暖房は「つけっぱなし」と「こまめに切る」どちらが安い?
節約の判断は、不在時間と室温低下幅で決めるのがコツです。
- 1時間程度の外出なら:つけっぱなしの方が再立ち上げの電力を抑えられる場合が多い
- 半日以上の外出なら:電源OFFの方が明らかにお得
- 在宅が長い日は:こまめにON/OFFより「つけっぱなし」+設定温度控えめが効率的
暖房は立ち上げ時に電力を使いますが、何度も切る→室温が下がる→再昇温を繰り返す方が非効率になるケースが少なくありません。
目安としては、短時間の離席=つけっぱなし/長時間不在=OFFという使い分けが◎です。
こたつ・ヒーター・電気カーペット…暖房器具別の電気代の差は?

では続いて、エアコン以外の暖房器具としてあげられる
- エアコン(6畳用)
- こたつ
- 電気カーペット(2畳相当)
- 電気ストーブ(ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線)
- セラミックファンヒーター
の電気代を見てみましょう。
まず一番電気代が安いのはこたつ。
次に電気カーペット、電気ストーブ(ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線)、最も電気代がかかるのはセラミックファンヒーターとなります。
いくら一番電気代がかからないからといっても、布団で覆ってお部屋の空気自体を温められない器具のこたつだけで真冬を乗り越えられるか、不安は残ります。
現実的には、こたつ等の他の暖房器具とエアコンを組み合わせて使用し、うまく電気代を節約する工夫が必要でしょう。
| 暖房器具 | 標準消費電力 | 1時間あたりの金額 | 1ヶ月の金額 |
|---|---|---|---|
| エアコン(6畳用) | 430 W | ¥11.61 | ¥2,786 |
| こたつ | 300 W | ¥8.10 | ¥1,944 |
| 電気カーペット(2畳相当) | 324 W | ¥8.75 | ¥2,100 |
| 電気ストーブ (ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線) | 900 W | ¥24.30 | ¥5,832 |
| セラミックファンヒーター | 1,120 W | ¥30.24 | ¥7,258 |
※いずれの金額も1ヶ月=30日、1日あたりの使用時間=8時間で計算した値です
こたつとエアコン暖房を比較

こたつは消費電力が低めで、局所(体の一部)を効率よく温めるのが得意。
室温そのものは上がりにくいため、部屋がそれほど冷えていない時間帯や在宅ワーク時の下半身保温に有効です。
→ 「こたつ+エアコン設定温度を1〜2℃下げる」等の併用で、体感を落とさず電気代を抑えられます。
電気カーペットとエアコン暖房を比較

電気カーペットは面からじんわり加熱するため、足元の冷え対策に強いのが特徴。サイズや温度設定で電力が変動します。
真冬以外や、居る場所が限られる時間帯は、エアコンの代わり(または補助)として主たる暖房に切り替えると節約効果が大きくなります。
電気ストーブ(ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線)とエアコン暖房を比較

電気ストーブはオンですぐ暖かい=立ち上がりが速いのが最大の強み。
一方で電気代はやや高めになりがちなので、短時間のピンポイント暖房(着替え時・デスク足元・一時的な来客対応など)に絞るのが賢い使い方です。
ファンヒーターとエアコン暖房を比較

セラミックなどの電気ファンヒーターは温風で素早く空間を暖めるのが得意。ただし消費電力は高め。
脱衣所や玄関などのスポット暖房、朝イチの立ち上げ補助として活用し、室温が整ったらエアコン主体に切り替えると、快適性と電気代のバランスが取れます。
エアコン暖房の電気代を節約する3つのポイント
電気を使った暖房は、当然ですが電気代がかかってしまいます。
その結果、「長時間暖房を使ったな」と思った後、1ヶ月の電気代を確認すると、ちょっとびっくりしてしまったという方も多いのではないでしょうか。
だからといって、寒いのに電気代を抑える為に暖房をつかわないと体に悪影響を及ぼします。
そこでここからは、暖房をうまく使用して電気代を安く節約する方法を紹介していきます。
エアコンの設定を「自動運転」に
立ち上げから設定温度到達まで、自動運転が最適な風量制御を行います。最初から弱風固定にすると昇温が遅く非効率、強風固定は必要以上の消費につながる場合も。
さらに、暖気は上にたまるため、風向きは下向き+サーキュレーター併用で部屋全体を均一にします。
エアコンのフィルターをお掃除
フィルター詰まりは風量低下→昇温遅延→消費電力増の悪循環に。月1回を目安にホコリを除去し、本来性能を回復させましょう。
【参考】
エアコンのフィルター掃除解説【完全版】!なんで?どうやるの?にお答えします!
窓用断熱シートを使用する
窓からの熱損失・隙間風は想像以上。断熱シートや隙間テープで外気の影響を減らし、設定温度に達するまでの時間を短縮。結果的に消費電力の抑制につながります。
もっと冬の電気代を抑えたい!電力会社の契約プランを見直して電気代をさらに節約

ここまで暖房での際の電気代節約方法を説明してきました。
電気料金を節約するためには、このような暖房器具自体の電気使用量を節約する以外に、根本的な「電力会社との契約」も重要になります。
契約アンペア・従量単価・時間帯別料金など、契約プランの最適化も有効な節約策です。
使い方と単価の相性が悪いと、機器の節電を頑張っても総額が下がりにくいこともあります。
- 家族構成・在宅時間・季節の使い方に合わせてシミュレーション
- セット割(携帯・ネット)や新電力の料金体系も比較
これらのことを行い、ご家庭の実態に合うプランを選びましょう。
まとめ|暖房の電気代を抑えて快適な冬を過ごすコツ

寒い冬にはエアコンの暖房は欠かせません。
しかし冬場のエアコンは、夏場よりも電気料金が高くなる場合もあり、ぜひ節約したいものです。
暖房のための電気料金を節約するためには・・・
- 適切なスペックのエアコンを取り付ける
- エアコンのON、OFFを部屋から離れる時間の長さで使い分ける
- すべてをエアコンに頼らず、こたつや電気カーペットなど、他の暖房器具を併用する
- 他の暖房器具の特徴やメリットを知り、タイミングを使い分ける
- エアコンの設定は「自動運転」で
- エアコンフィルターの掃除をして本来の暖房能力を発揮
- 窓の断熱をする
- 現在契約している電力会社や料金プランを見直す
以上に気を付けながら自分の生活スタイルに合った方法で節約しながら、寒い冬を乗り切りましょう。
・不用エアコン回収など工事のご依頼はもちろん、ご不明点、お困りごとがございましたらフォーラムサービスまでぜひお気軽にお問い合わせください。

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